実相院とは?

実相院(じっそういん)は、京都市左京区岩倉にある仏教寺院。宗派は単立(元天台宗寺門派)、開基(創立者)は、静基(じょうき)、本尊は不動明王(鎌倉時代作の木像)。門跡寺院(皇族や摂家出身者が住職を務める寺院)の1つである。岩倉実相院とも呼ばれる。
鎌倉時代の寛喜元年(1229年)、静基僧正による開基。当初は現在の京都市北区 (京都市) 北区紫野にあったが応仁の乱を逃れるため現在地に移転したとされる。
門跡寺院であり、代々の住職は天皇家と繋がりのある人物が務めた。
幕末には岩倉具視も一時ここに住んでおり、当時の密談の記録などが残されている。
庭園は池泉回遊式庭園と枯山水の石庭の2つがある。前者の池にはモリアオガエルが生息している。新緑、紅葉の頃とも見所となっており特に、部屋の黒い床に景色が反射する光景は床みどり、床もみじと呼ばれ珍しいものである。

実相院の詳細


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