金地院(こんちいん)は京都府京都市左京区にある臨済宗大本山南禅寺の塔頭の1つ。
応永年間(15世紀初頭)に室町幕府4代将軍足利義持が大業和尚を開山として洛北・鷹ケ峯に創建。江戸時代に徳川家康の信任が篤く、「黒衣の宰相」と呼ばれた以心崇伝(いしんすうでん)によって現在地に移転され、現在に至る。
本堂(大方丈)(重要文化財)
:慶長16年(1611年)に崇伝が伏見桃山城の一部を徳川家光から賜り、移築したものという。内部は狩野探幽・狩野尚信の襖絵で飾られている。
開山堂
:後水尾天皇の勅額を掲げる崇伝の塔所で、左右両側には十六羅漢像が安置されている。
八窓席(重要文化財)